小学校とか中学校の宿題でよく読書感想文が出る. (高校でもあったっけ?)
毎回思っていたのは, 私は本を読むのが嫌いだし, そもそも本を読んでも何も思わないということだった.
強いて言うなら, 「読まなきゃいけないから読みました」「やっと終わった」が本心でした.
ストーリーが面白かったとしても, 「おもしろかった」しか言うことがないのに, 400字原稿を何枚も埋めることはできない.
だから仕方なく, 物語の話を一部抜粋して書き, そこがおもしろかったとか, 無理やり感想を作って, ただただ原稿が埋める目的でやっていた.
そんなときあることに気がついてから, 書くのが楽になった.
- 登場人物に自分を置き換えてみる
- 過去にあった自分の経験を語る
読書感想文は, その本の物語に関する感想を書かなくてもよいのだ.
本を読んだ結果, 引き出された自分の意見を言えばいいのだ. (もはや感想ではないかも. 意見文?)
そう, 自分語りをすればすぐに埋まるということに気がついた.
しかも, これがまた高く評価されやすい.
小学中学の感想文なんて, たいてい「ここがおもしろかった」とか「ここがすごいと思った」とかそういうようなものが多いと思う. (勝手なイメージ. )
そんな中で, 「自分が〇〇なら, 〇〇の場面で〇〇をして, 〇〇な展開に持っていき~」(自分で勝手にストーリーを作る)や「〇〇が〇〇したような経験には私にもあり, そのときは~」(体験談を語る)みたい作文は貴重である.
今までかなり苦手だったのに, それに気づいてからはかなり楽になった.
大人になった今では, そんなの当たり前でしょって思う人も多いと思う.
しかし, 子供の頃に気づいたときはかなりの発見だと思った.