大学の学部・学科どこにしようかとか, 進学しようか就職しようかとか, どこに就職しようかなど人生には迷うタイミングがあります.
どう決めていけばいいのだろうか.
体験してみることが大事
明らかに嫌なものは除外していって, 残った選択肢で迷っているとします.
そのときに, どの進路を選択すべきか, 結論から言うとやってみないとわかりません.
自分に合うかどうかは, やってみて初めてわかると思います.
私の経験1: 大学の学部・学科選択
私は高校時代に理系が得意で, 特に数学に特化していました.
それだけの理由で最初は理学部の数学科を志望していました.
その後, 大学受験に失敗して空白の1年間で進路を考え直しました.
目先の進路だけを見て数学が好きだから数学科を選んでいたが, 「大学を出た後に自分はどうするんだろうか」とその先のことも考えたのです.
就職することを考えると工学部の方が良いのではないかと考えました.
しかし, 工学部にするなら学科はどうする? - 機械工学科, 情報工学科, ...
オープンキャンパスに行っても, よくわからない.
パンフレットを見ても, ホームページを見ても, 専門用語が並んでいるだけで結局よくわからない.
人に見せるものは, 見た目が派手で面白そうなものを見せる傾向にあるので, 結局どんなことをやるのかというのは, よくわからなかったのです.
そこで実際に経験してみることにしました.
機械工学は機械を扱うのかな? でも家にそんな機械ないし経験できないや.
じゃあ情報工学って何やるんだろう? プログラミングかな? プログラミングならパソコンがあればできそうだ!!
webで無料でできるプログラミングについて調べてみました.
まずは, 数学Bの教科書の後ろにあるBASICをやってみることにしました.
(今思うと行番号とかgotoとか懐かしいなぁ. )
BASICで数学系のアルゴリズムを実装して試していました.
次にさすがにBASICでは物足りなくなったので, 別の言語を学ぶことにしました.
当時調べたとき, 最初は, windowsではC言語はvisual studioでやるものであり, 有料だと思っていたので, 無料でできるJavaをやることにしました.
いきなりオブジェクト指向は敷居が高く, 途中で挫折しました.
そこでC言語から始めようとして「苦しんで覚えるC言語」というサイトを見つけました.
めちゃくちゃわかりやすくて, 単純なコンパイラもあってwindowsでもできました.
その後, ちゃんとしたコンパイラが必要になって, いろいろ調べていくうちにCygwinのgccを知りました.
Javaをやっていたこともあって, 統合開発環境としてNetbeansがインストールしてあったので, プラグインを入れてcygwinのgccと連携させたのを覚えています.
そこでコード補完の便利さを知り, いろいろプログラミングができるようになりました.
C言語を習得後, ゲームを作りたくなって, DXライブラリを試してみました.
さらに, Javaのawt/swingでゲームを作れることも知ったので, 一度挫折したJavaに再び戻ってきて, オブジェクト指向を勉強して, ゲームを作りました.
こうして, プログラミングを経験して, よさそうということで情報工学科に進むことを決めたのです.
なかなか, 自分で経験できることは限られていると思いますが, ネットで調べるといろんな情報が出てきてお金を使わなくても勉強できる時代です.
迷っているなら, 調べてみて経験してみるのが一番はやいのだと思います.
私の経験2: 就職先選択
大学院のとき, 就職活動を意識する時期になり, いろいろ企業を調べたりしますが, 結局何をやるのかよくわかりませんでした.
学部・学科選びと同じですね.
しかも, 大学を選ぶときよりも, 選択肢が膨大 (= 企業の数が多い)でどう絞っていけば良いのかもわかりません.
企業が集まってくる就活イベントに参加していろんな企業があることを知りました.
しかし, 実際に何をやるのかはわかりませんでした. (イベントではそういう企業があるんだと知れるきっかけになるから大切です. )
結局やってみないとわからないし, 雰囲気もわからないということで, 1ヶ月の長期インターンシップに参加しました.
(※私の考えでは, 2,3日のインターンはほぼ無意味です. 長期インターンに参加しましょう. )
インターンをやってみて, まあここでも良いかなって思うくらいでした.
一社だけだと, その会社が良いかどうかわからないので, もう一社インターンに行きました.
比較することで, そっちで良かったんだと気付かされました.
そうして, 私は良かったと思った方の企業に就職しました.
(インターンで経験していない企業に就職するのはリスクがあると考えていたので, 就職先は2つから選ぶこととなった. )
結局, やってみないとわからないのです.